マミー?

甥っ子の誕生日プレゼントを買おうと絵本売り場をふらふらしていたら、モーリス・センダックが絵を描いた仕掛け絵本『マミー?』に出くわした。しかも仕掛け担当は、ロバート・サブダの相棒でもある紙名人マシュー・ラインハート。肉食獣が獲物に襲いかかる勢いで飛びついて、そのまま買って帰った。

絵本の内容は、男の子が母親を探して次々モンスターに遭遇するだけ、という単純なもので、セリフもほぼ「マミー?」のみ。けど、さすがセンダック。ちょっと不気味だけどなんだか憎めない怪物たちを見ているだけで、まったく飽きない。センダックの描く怪物って、どうしてこんなに愛嬌があるんでしょうか。

仕掛けも見事のひとこと。ドラキュラがうとうとと居眠りしたり、狼男がズボンを脱がされたり、ミイラ男が棺おけの蓋を開けてむくりと起き上がったり、そのミイラ男の包帯を男の子がつかんでくるくるくるくる回したりする。母親が登場するオチも、ひねりが効いていて楽しい。文句のつけようがない最高の仕掛け絵本だと思う。甥っ子のプレゼントそっちのけで買ってきた甲斐があった。

『かいじゅうたちのいるところ』もポップアップ化してくれないかな。すごく楽しい本になる気がする。
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by csiumd | 2008-12-10 11:29 |
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